拡張ハブによるSPSSの機能追加

1拡張モジュールのインストール手順

拡張ハブへのアクセス

共有されている拡張機能を追加するインターフェイスである拡張ハブは、SPSSの基本機能のみで利用可能です。拡張機能の追加には、インターネット接続が必要です。

「拡張ハブ」ダイアログボックスが表示されます。この画面を使用して拡張モジュールのキーワード検索やインストール、拡張モジュールの更新やアンインストールなどの管理を行います。例えば、重み付きカッパを求めるWeighted Kappa拡張モジュールをインストールする場合は、検索ボックスに「Weighted Kappa」と入力します。

拡張モジュールをインストールして実行するためには、RやPythonに関する前提条件が必要な場合があります。条件を満たしている拡張モジュールの場合、「前提条件」欄に緑色のチェックマークが表示され、条件を満たしていない場合は、赤色のビックリマークが表示され拡張を取得することができません。

前提条件の内容は、「詳細情報」ボタンをクリックすることで確認することができます。なお、この画面で選択しているWeighted Kappaは、SPSSの標準のメニュー（分析 > 尺度 > Weighted Kappa）に追加されていますので、その旨のメッセージが表示されています。

デフォルトでは、拡張はローカルにダウンロードおよびインストールされます。なお、拡張バンドルの更新を行う場合は、IBM SPSS Statisticsを管理者として実行する必要がある場合があります。

以上の手順で、標準のメニュー内に追加機能が追加され、SPSSの機能が拡張されます。

2拡張モジュールを削除する手順

インストール済み拡張機能のアンインストール

一度インストールした拡張機能を削除したい場合は、拡張ハブでアンインストールできます。

3ローカル拡張バンドルのインストール

SPSSがオフライン環境の場合

セキュリティ上の理由などでSPSSがオフライン環境にある場合、拡張機能をインターネット経由でインストールすることができません。そこで、インターネットに接続できる環境で拡張バンドルをダウンロードし、オフライン環境にあるSPSSにインストール方法があります。拡張バンドルは、.speまたは.spxtファイルとして提供されます。拡張バンドルをインストールするには、SPSS Statisticsを管理者として実行する必要があります。

SPSSからの拡張ハブへの接続時に問題が発生した場合は、GitHub (https://github.com/IBMPredictiveAnalytics)上の拡張ハブに手動でアクセスすることもできます。

拡張をインストールせずにダウンロードするように選択した場合、「拡張機能」 > 「ローカル拡張バンドルのインストール」を選択して、後でインストールできます。また、WindowsやMacの場合、拡張バンドルファイルをダブルクリックすることで、拡張をインストールできます。